書籍紹介

著書:騒音・低周波音・振動の紛争解決ガイドブック
著者:弁護士 村頭 秀人
「騒音」「低周波音」「振動」とは何か?
また、騒音問題等の紛争をどうすれば解決できるか?
を知る為に必須おガイドブック。 音や騒音についての解説に始まり、多数の文献や法令・条例・裁判例を精査して紛争解決のために役立つ知識を網羅した、弁護士・被害者・公害苦情処理担当者・建築施工関係者など、騒音問題等にかかわるすべての人のためのバイブル。

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近隣間の紛争を、裁判はなるべく避けて、わだかまりを残さず円満に解決することをめざします

騒音問題を始めとして、低周波音・振動・悪臭の紛争の多くは、ご近所同士の間で起こります。ですから、紛争が終結した後は相手方とは全く縁を切るというわけにはいかず、その後も隣人関係が続いていくのが普通です。

従って、この種の紛争では、「裁判で白黒をはっきりつけて決着させる」という解決方法はあまり適切ではありません。なるべくなら、話し合いによって、わだかまりを残さず、両当事者が納得できる形の結末で紛争を終わらせることが望ましいといえます。

もっとも、裁判所の訴訟や仮処分の手続でも、和解によって解決することはよくありますが、裁判官は騒音問題や、低周波音・振動・悪臭の問題についての専門的な知識を持っていないことが通常です。このため、裁判所での和解では、専門的な知識に基づいた適切な解決は必ずしも期待できません。

そこで私は、なるべく裁判という手段はとらずに、円満な解決をすることをめざします。具体的には、話し合いによる解決が難しい場合には、都道府県公害審査会の調停あるいは国の公害等調整委員会の裁定(責任裁定と原因裁定の2種類があります)、あるいはその他のADR(裁判外紛争解決手続)を申請することを考えます。

弁護士に依頼するメリット

弁護士が関与しない当事者間の直接の交渉では、両当事者のいわば生の感情がそのままぶつかり合うために、感情的にこじれてしまい、かえって解決が困難になってしまうことが珍しくありません。

弁護士は、依頼者ご本人の言い分を整理したり、法律的な見地からその言い分を根拠づけたりした上で、相手方の当事者に対して冷静にこちらの言い分を主張し、逆に相手方の言い分を整理して依頼者ご本人にご説明します。また、交渉の場には弁護士のみが出席し、依頼者ご本人には出席を差し控えていただくことも多いです。これらのことによって、感情的な対立が起こって話がこじれる可能性を大きく減らすことができます。

また、私にご依頼いただくことによるメリットとして、私は、騒音・低周波音・振動・悪臭の物理的・化学的性質に関する知識や、法律や条例による規制の内容、さらには騒音問題等に関する従来の判例の内容などについての豊富な専門的知識(それらの具体的な内容の一部はこのサイトにもありますが、詳しくは私の著書「騒音・低周波音・振動の紛争解決ガイドブック」をご覧いただければ幸いです。)を活用することができます。

騒音・低周波音・振動の測定もお任せください

私に御依頼いただくことによるもう一つのメリットとして、騒音・低周波音・振動については、私の所有する、一般財団法人日本品質保証機構による検定済の騒音計(低周波音も測定できます)や振動計で、私自身が測定することができます。

騒音と振動については、測定結果をその場でレベルレコーダ(記録ペンが紙の上に騒音や振動の測定結果をグラフで記録する装置)で記録します。

また、騒音と低周波音については、騒音計を数日間設置したままにして測定・記録し、後日、ソフトウェアを使って測定結果を分析してグラフ化して示したり、演算(平均値を算出することなど)を行ったりすることもできます。

以上のような測定の方法や状況については、ビデオカメラで撮影して客観的に記録し、その映像をDVD化して、測定結果報告書に添付します。

騒音等の紛争では、客観的で信用性のある音や振動等の証拠を確保することがとても重要です。私は、騒音・低周波音・振動の紛争での交渉や、公害等調整委員会・裁判等の公の手続の豊富な経験を生かして、適切な証拠を確保することができます。

なお、悪臭の測定については、私が行うことはできませんので、専門の測定業者に依頼することになります。

ご相談・ご依頼はなるべく初期の段階で

「白黒をはっきりさせて決着をつけるのでなく、話し合いによる円満な解決をめざす」という方針からしますと、ご相談やご依頼は、紛争のなるべく初期(あるいは被害の発生直後)の段階でしていただくのが望ましいです。

「弁護士なんかに相談するのはまだ早い」「弁護士に相談するのは、自分でやってみてだめだったときのこと」…こんなふうに思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、むしろ、私は、「弁護士に相談するのはまだ早いかな?」と思われるくらいの段階でご相談いただくほうがいいと思っています。お気軽にご相談ください。

ご相談は全国からお受けします

ご相談は全国どこの事件でもお受けします。ただ、公害にかかわる事件では、何度も現地に足を運ぶことが必須ですので、ご相談をお受けするにとどまらず受任することについては、遠隔地である場合や、私の他の仕事の状況によっては、受任をお断りせざるを得ない場合があります。あらかじめご了承ください。

ご相談・ご依頼は、苦情を主張されている立場(騒音等の加害者側の立場)の方からもお受けします

騒音・低周波音・振動・悪臭に悩まされている方からだけでなく、騒音問題等に関して苦情を主張されている側の方からのご相談・ご依頼もお受けします。

近隣間の問題として、円満な話し合いによる解決が望ましいということは、どちらの側の当事者にとっても同じです。私は、苦情を訴えられている側の方々のお力にもなりたいと思っています。